エルニーニョげんしょう【エルニーニョ現象】
《El Niño events》赤道付近のペルー沖から中部太平洋にかけて、数年に1度、海水温が平年より高くなる現象。発生海域のみならず、世界的な異常気象の原因となる。逆に海水温が下がるラニーニャ現象も知られる。→ダイポールモード現象 [補説]この海域は通常、貿易風が暖水を西に移動させ、深海から冷たい湧昇があることで同緯度の他の海域より水温が低い。ところが貿易風が異常に弱まることで、暖水の移動や湧昇が抑制され、この現象が発生する。狭い海域のみで生じるエルニーニョ1より広範囲で甚大な影響を及ぼす。
エルニーニョなんぽうしんどう【エルニーニョ南方振動】
⇒南方振動
出典:gooニュース
夏にかけてラニーニャ、エルニーニョの発生可能性低い(エルニーニョ監視速報)
▼エルニーニョ/ラニーニャ現象発生の定義気象庁ではエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の5か月移動平均値が6か月以上続けて+0.5℃以上となった場合を「エルニーニョ現象」、-0.5℃以下となった場合を「ラニーニャ現象」と定義しています。
エルニーニョ監視速報 冬の間はラニーニャ現象に近い状態が続くが 次第に弱まる
大気海洋結合モデルは、今後、太平洋赤道域の中部から東部の冷水が東進し、冬の間はラニーニャ現象に近い状態が続きますが、大気海洋結合が弱いためこの状態は長くは続かず、春にかけてエルニーニョ監視海域の海面水温が上昇し、春から夏にかけて基準値に近い値で推移すると予測しています。
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